setupAppで必要なシートを作る
この時間でやること
今回は、前回貼り付けたコードを使って、アプリに必要なシートを自動で作ります。
やることはこれだけです。
Apps Scriptを開く
↓
setupApp を選ぶ
↓
実行する
↓
権限を許可する
↓
スプレッドシートにシートが増えたか確認する
ここまでできると、アプリの「データを保存する場所」が完成します。
1. 前回のスプレッドシートを開く
まず、Googleスプレッドシートを開きます。
https://docs.google.com/spreadsheets/
前回作ったファイルを開きます。
イベントグッズ販売POS
2. Apps Scriptを開く
スプレッドシート上部のメニューから進みます。
拡張機能
↓
Apps Script
Apps Scriptの画面が開きます。
左側に、次の2つがあるか確認します。
Code.gs
index.html
この2つがあればOKです。
3. setupAppを選ぶ
Apps Script画面の上の方に、関数を選ぶ場所があります。
最初は、
関数を選択
または、
myFunction
のように表示されていることがあります。
そこをクリックして、
setupApp
を選びます。
4. setupAppを実行する
setupApp を選んだら、実行ボタンを押します。
▶ 実行
初めて実行すると、権限の確認画面が出ます。
これは、Apps Scriptがスプレッドシートを操作するために必要です。
5. 権限を許可する
画面に沿って進めます。
権限を確認
↓
自分のGoogleアカウントを選ぶ
↓
詳細
↓
安全ではないページに移動
↓
許可
「安全ではない」と出ると少し不安になりますが、今回は自分で作ったアプリなので大丈夫です。
Googleが「まだ確認されていない自作プログラムですよ」と知らせているだけです。
6. スプレッドシートに戻る
実行が終わったら、スプレッドシートに戻ります。
下のタブを見てください。
次のシートができていれば成功です。
| シート名 | 役割 |
|---|---|
| 商品マスタ | 商品名・価格・在庫を保存 |
| 注文サマリー | 注文ごとの合計金額を保存 |
| 販売明細 | どの商品が何個売れたか保存 |
| 在庫調整履歴 | 在庫を変更した記録 |
| 取消履歴 | 注文を取消した記録 |
| 設定 | イベント名などを保存 |
これで、アプリが使う「記録ノート」が完成しました。
7. 商品マスタを見てみよう
商品マスタ シートを開きます。
サンプル商品が入っています。
学校祭Tシャツ
オリジナルトートバッグ
アクリルキーホルダー
ステッカーセット
この商品データが、あとでアプリ画面の商品カードとして表示されます。
つまり、
商品マスタの1行
↓
アプリの商品カード1つ
になります。
8. ここで大事な考え方
今回のアプリでは、スプレッドシートがデータベースの代わりです。
かんたんに言うと、
スプレッドシート = アプリの記録場所
です。
商品を売ると、注文データが保存されます。
商品が売れると、在庫が減ります。
注文を取消すと、在庫が戻ります。
このように、アプリの裏側では、スプレッドシートの数字や行が動いています。
9. よくあるつまずき
| 困ったこと | 対応 |
|---|---|
| setupAppが見つからない | Code.gsに正しくコードが貼れているか確認 |
| 実行ボタンが押せない | まず保存する |
| 権限許可が出た | 自分のアカウントを選んで許可する |
| シートが増えない | 実行ログにエラーが出ていないか確認 |
| index.htmlを開いていた | setupAppはCode.gs側の関数です |
10. ここまでできたかチェック
□ Apps Scriptを開いた
□ setupAppを選んだ
□ 実行ボタンを押した
□ 権限を許可した
□ 商品マスタができた
□ 注文サマリーができた
□ 販売明細ができた
□ 設定シートができた
全部できていれば成功です。
ミニ確認
Q1. setupAppは何をする関数ですか?
回答
アプリに必要なシートを自動で作る関数です。
Q2. 商品情報はどのシートに入りますか?
回答
商品マスタ シートです。
Q3. 注文の合計金額はどのシートに入りますか?
回答
注文サマリー シートです。
Q4. スプレッドシートは、このアプリでは何の代わりですか?
回答
データベースの代わりです。
まとめ
今回は、setupApp を実行して、アプリに必要なシートを作りました。
Code.gsを貼る
↓
setupAppを実行する
↓
必要なシートが自動でできる
ここまでできると、アプリの土台は完成です。
次は、Webアプリとしてデプロイして、ブラウザからレジ画面を開きます。
第5節:企画書を作る:コンセプト・ターゲット・見せ方を決める
この時間でやること
ここからは、作ったアプリを「自分の企画」にしていきます。
ただアプリを動かすだけでなく、
誰に使ってもらうのか
何を売るのか
どんな雰囲気にするのか
を決めます。
これを決めると、アプリが一気に「自分の作品」になります。
1. 企画書はむずかしく考えなくてOK
企画書と聞くと、難しそうに感じるかもしれません。
でも、今回はシンプルで大丈夫です。
考えるのはこの3つだけです。
コンセプト
ターゲット
見せ方
2. コンセプトを決める
コンセプトとは、アプリや販売企画の方向性です。
たとえば、
学校祭でクラスTシャツを販売する
部活動の応援グッズを販売する
地域イベントで限定グッズを販売する
推し活風のオリジナルグッズを販売する
などです。
一言で言えるくらいがちょうど良いです。
書き方
私たちは、〇〇向けに、〇〇を販売するPOSアプリを作ります。
例
私たちは、学校祭に来た学生向けに、クラス限定グッズを販売するPOSアプリを作ります。
3. ターゲットを決める
ターゲットとは、「誰に向けて売るのか」です。
たとえば、
| ターゲット | 売るものの例 |
|---|---|
| 学生 | Tシャツ、ステッカー、キーホルダー |
| 保護者 | 記念トート、写真グッズ |
| 先生 | 学校ロゴ入りグッズ |
| 地域の人 | イベント限定グッズ |
| 推し活好き | アクリルキーホルダー、缶バッジ |
ターゲットが決まると、商品名やデザインを決めやすくなります。
4. 見せ方を決める
見せ方とは、アプリの雰囲気です。
たとえば、
かわいい
かっこいい
シンプル
高級感
文化祭っぽい
推し活っぽい
スポーツチーム風
などです。
この見せ方は、あとで画面タイトルや商品名、色のカスタマイズにつながります。
例
見せ方:文化祭らしく、明るくて親しみやすい雰囲気
5. 企画書テンプレート
この形で書けばOKです。
企画名:
ターゲット:
コンセプト:
販売する商品:
見せ方:
こだわりポイント:
記入例
企画名:
3年A組 グッズ販売レジ
ターゲット:
学校祭に来た学生と保護者
コンセプト:
クラスの思い出になる限定グッズを販売する
販売する商品:
クラスTシャツ
ステッカー
アクリルキーホルダー
トートバッグ
見せ方:
明るく、見やすく、初めてでも使いやすい雰囲気
こだわりポイント:
在庫数がすぐ分かるようにして、売り切れを防ぐ
ミニ確認
Q1. コンセプトとは何ですか?
回答
アプリや販売企画の方向性です。
Q2. ターゲットとは何ですか?
回答
誰に向けて売るのかです。
Q3. 見せ方とは何ですか?
回答
アプリや商品の雰囲気です。
まとめ
この節では、アプリを自分の企画にするために、コンセプト・ターゲット・見せ方を決めました。
コンセプト
↓
誰に何を売るか
ターゲット
↓
誰に向けた企画か
見せ方
↓
どんな雰囲気にするか
ここが決まると、次のカスタマイズがやりやすくなります。
商品名、価格、タイトル、色、説明文を変えるときの基準になります。
